ピントやライティングなど技術的なことはおいといて連写やシャッタースピードも調節できない小さなデジカメでスケートボードを撮るのは難しい。それを差し引いてもこのタイミングはなかなか。スケートボーダーのご多分にもれず中村久史も独特の目線とスタイルで表現するひとりで、それが差し色となったりもする。(SO)
え~この度、Sbのwebにてコラムを連載させていただくことになりました中村久史です。10数年前のWHEELmag時代から付き合いのある編集長SO氏からの依頼です。いろんなページがあってもいいということで、ちょっと自由に書かせてもらえるみたいです。最近、各地に沢山できてるパーク、自分はそういう場所にあまりに行かないものですから、いろんなスケーターから「最近滑ってるの?」なんてよく聞かれてしまいます。てぇ~と中村の野郎、パークで滑る皆様の邪魔にならないように、あえてスケートしにいかねぇんじゃねぇか?と。なんて繊細な気遣いなんだ!と。そうお考えになる方もいらっしゃると思いますが、そのようなことは一切ございません。ただ、パークが個人的にはそんなに好きじゃないんです。という訳でストリートスケートについて最近思ったことを書こうかと。昔も今もですが、仕事場の5nutsや家の近所をクルージングしながら何かできそうな場所があれば試しながら滑って遊んでます。撮影もしますが、基本はそんな風にちんたらとそこら辺で滑ってることが多いです。自分にとってはそれがストリートスケートであり、ストリートスケーターだと思ってます。パークが増えたことでいいことも沢山あるし、スケートシーンの発展と進化にはとてもありがたいことだと感じてます。けど、それで自分が考えるようなストリートスケーターが減ってしまったんじゃあ...、なんて勘ぐったりして少しさびしく感じることも。基本はパークで滑って、撮影の時だけストリートで滑る、みたいなやり方はどうも自分はナンセンスに思ってしまうんですね。他の人のやり方をそう決めつけてるわけでもないし、そんなことばかりじゃないとも思います。実際、自分もほんとごくたまにパークに滑りに行くこともありますしね。それに何が正しくて何が間違ってるとかっていうのでも全然ないけれど、自分はこれからもずっと自分が思うストリートスケーターでありたいし、いつも滑るいつものストリートで撮影して何かしらの作品を残していきたいと思ってます。その方が多分面白いと思うからです。まあ、普段からそんなことばかりしてると滑れそうなポイントもぼちぼち知ることになるのですが、技術的な面や趣味で全すべてのポイントで自分が滑るわけじゃないので、知っていてもやらない場所がいくつか出てくることになる訳です。そういう場所が実にもったいないので、最近はよく一緒に滑るストリートスケーターにそういうポイントを紹介しては、しょぼいデジカメで自ら写真を撮ったりしています。この写真の場所は仕事場の数駅手前から街を流しながらスケートしてる途中で見つけたポイント。そこで、その周辺では知らない道はないくらいの根っからのご近所のストリートスケーターの新里孝明さん(17歳)による、たま越えのnosejamのたまの間抜け。すごいですね~!!! きゃんた●ちゃんが三つも♪...とにかく、そこで滑る価値がある人がそのポイントでストリートスケートしているストリートスケーターな一枚。見る人に伝わるかどうかは別としてですが。けど、これ説明なければ何やってるかもまったくわかんないですね(笑)。お、すると! まさか中村の野郎、あえてド素人な写真でまじめにやってる人達をよいしょてしてんな!と。2011年もさえてんな~!と。そう思う方もいらっしゃるとは思いますが、ご安心ください。そんなこと一切考えておりません。まあ所詮、素人が何も考えずに遊びながら撮った写真です。真剣に写真を撮ってる皆さんへ、ごめんなさい。非常に残念ではありますが、こんな下衆なスケーターの下衆な勘繰りはこれからも適当に続くみたいです。読んで気分を害した方は次回からは読まないことお勧めしますが、これ一興ということでよろしくでげす。
Hisashi Nakamura