物凄くリスキーなことって物凄くリターンも大きい。だからこそ、それに懸ける意味があるんだと思う。でもどう考えてもリスクの割合の方がデカい、バランスの悪すぎる世界もある。もちろん、第三者的に見た場合。その労力に対して、対価(収入とか世間的評価とか?)があまりにも合わない気がしてしょうがない。映画や漫画などワンクッション置いてだったら何度も見てきたけど、やっぱナマで見るとそんな思いが一層強まる。
あれだけすべてを出し切った翌日には、休むことなく副業(金銭的にはそっちが本業?)に向かう。そんなことを繰り返している人はきっと大勢いるんだろうけど、成功して金と名誉を得るっていうのとは、ちょっと違ったベクトルにいる気がした。そうじゃなきゃ失うものが多すぎる。いろんな世界でいろんなプロがいると思うんだけど、たとえそれで生活が成り立っていなくても、もらえる対価がありえないくらい低かろうと、そういう問題じゃないのかもしれない。急に北野武監督の映画「アキレスと亀」を思い出した。そんなに思い入れのある映画じゃないんだけど。普通の人の求める対価を超えたものを求めている人。もしくは対価自体を求めていない人。そういう人々が確実にいる。自分はまだそんな境地にはまったく辿り着けていない。