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地元の仲間とかスポンサーのチームメイトとか、たまたま盛り上がっちゃったからとか、とにかく勝ちにいくための傭兵編成とか、メンバーを編成するという考え方は、各種スポーツにおいてごくごく当たり前です。ポジションが明確に別れているスポーツもありますし、だいたいその類いのスポーツは必ずナショナルチームというのを頂点にしたピラミッドがあったりします。このすそ野が大きくなればなるほど、成熟しスキルアップしマーケットも拡大していきます。Jリーグが創設されて、フットボール不毛の地と言われた日本で一気にレベルも人気もはね上がっていったのが良い例です。当時、閑古鳥が鳴っていた遊園地・豊島園がテレビコマーシャルのキャッチコピーに「うらやましいぞJリーグ」と謳ったのが良い反応です。ド直球でした。スケートボードはというと、チームやクルーという仲間意識はありますが、"競う"ということにおいては、個人勝負のイメージが強いです。あと、競うという概念があまりSbにはございません。ましてやスケートボーダーにポジションはないですし、似合わないです。しかし、得意なセクションやトリックの傾向や特性をポジションと考えることはできるのかもしれないですね。まあ、文字数を費やしてややこしく考える必要はまったくないんですが、いろいろ考えていると楽しくなってきて文字数が増えるということでしょうか。とにかく、6月1日に東京・江東区はダイバーシティ7FのH.L.N.Aスケートパークで開催されるコンテスト、etnies presents "TEAM vs FRIENDS"は現在エントリー受付中です。これは1チーム3名×最大20チームのチーム対抗戦でのスケートボードコンテストで、4種目をチーム対抗でおこない、その最終合計ポイントの高いチームが優勝の頂に立つというもの。だいぶ乱暴に言ってしまうと、オリンピックの体操や柔道のような団体戦という感じでしょうか。興味深いのは、得手不得手がそれぞれあってもルーティーンでうまくまとめるか、もしくはワンメイク・コンテストで派手にいくか、そういうのが主流だったスケートコンテストで、カーブボックス&マニュアルパッド、飛び出しバンク、クオーター、ハイオーリーという4種目をチームで分担し合うことができるというところ。レギュレーションや詳細は、エトニーズfacebook(http://www.facebook.com/etniesJapan)もしくは、http://relaxwithpic.blogspot.jp/までアクセスしていただくとして、とにかくエントリーは定員に達し次第締切られるということなんで、興味ある方はお早めにどうぞ。ちなみに優勝チームには10万円分の旅行券をプレゼント、さらにはエントリー無料のプロアマ不問のオープンコンテストです。バウンティハンターよろしくチーム編成含めて、「完全に狙いにいける感じ」が面白いです。

Senichiro Ozawa