TANGENT

「I am in beautiful moment.」を昨冬に発刊して半年。また新しいSbをリリース頃になりました。現在、鋭意進行中です。新刊リリースのお知らせを、改めてホームページでするのは来月か再来月頭頃になるかと思います。今しばらくお待ち下さい。思えば、まだ春がやって来てなかった頃、プリティハンドレールならぬプリティトークショーで次のSbについてアナウンスしたのがとても遠い昔のように感じます。あのときは、吐く息は白く、長袖を着込んで手袋も必要だったのに、今はTシャツ一枚で回遊魚のボディようにギラッと汗を光らせています。季節はあっという間に巡るのですね。Sbを12年間、発刊し続けて、四季の移ろいを身を以て感じているわけではありますが、強く実感している今日この頃です。賢明でコアな読者のみなさんやスタッフのなかには、気づいている方も多いと思いますが、昨年のSbの2冊、表題のワンツーパンチは、「I am reposting it.」「I am in beautiful moment.」と、「I am ～」シリーズになっていました。もちろん、この「I」はスケートボーダーであったり、みなさんひとりひとりだったり、私自身だったりします。私的な感想を言うと、つくっていて非常に楽しかったです。つくっていて非常に嬉しかったです。一刻も早くリリースしたくて（＝早くみなさんに見てもらいたくて）、ひとり、笑っていました。ニンマリと。危ないですね。気持ち悪いですね。私の場合、だいたい、気持ち悪いほど感情が昂るときは、いい傾向なんです。それから、すうーっと冷静に集中していって、ブラッシュアップしていくんです。気がつけば、またつらつらと書いてしまいました。とにかく、6月～7月の、世間で言う初夏の最高の季節に、新しいSbが発刊されます。今の私はというと、新しい表題を見ています。そして、気持ち悪いほど、ひとりニンマリしています。

Senichiro Ozawa