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TANGENT

Sb Skateboard Journal Vol.33
HEADLINERS 第9弾リリース! (定価¥1,080)

HEADLINERの第9弾はニューヨークの写真家アリ・マルコポロスとプロスケーターでいつもカメラを肩にかけてプッシュしているフォトグラファーの荒木塁。フィルム写真に魅せられた2人の対比がかなり良い。東京オリンピック前夜、それまでスケートをマイナーのスポーツ?と言ってた大手広告代理店やナショナルクライアントがもろ手を上げてワッショイしている今。合わせて、日本のスケートスキルもすごいことになってて、それはそれは素晴らしいかぎり。スケート人口もガンガン。シーンは季節で言うなら、最高の真夏になっている。そんなときに、スケートグラビアなんていうのがなかった時代から、散々スケートのカッコイイを真摯にドーンと記録してきたはずのWHEELマガジンやSbが、もしかしたら時代のあだ花?、もしかしたらお疲れさん?な立ち位置になっているのは、とてもおもしろい。どうしてどうしてブレずに懲りずに、スケートやスケーターを撮る、記録する、そのたぐいまれな写真たちをヘッドラインすること。これはやりがいがある。くしくも、かなりつっこみが入りそうな、スケートのライディング写真が見当たらないイシューに今回はなってて、スケートやストリートのニオイはプンプンしているのだけど、どうした?っていうくらいの香しいページ構成。超良い感じ。アリ・マルコポロスと荒木塁。この対比。いつかは「こんな2人によるこんなイシューもあったの?!」なんていうことになる1冊かと思ってる。あなたの本棚にもぜひ! それから、2人がそれぞれに今後リリースするであろう写真集を追いかけてみて。そこには必ず、スケートボードの光と影が収まってるはずだから! Sbは書店、プロショップにてご購入できます。書店発売は5月31日より。

Senichiro Ozawa