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吾輩は板である。
名前はまだ無い。
師走とやらだそうである。
何やら世間は忙しなく
キラキラと眩い街を急ぎ足で歩く人々。
その雑踏の中で我が愚昧な主人は
吾輩に乗りスルスルと滑り抜けていく。
吾輩は目を瞑り念仏を唱えていた。
今年も無理であったようにきっと来年も
主人を理解することはできないのであろう。
というか、永遠に、である。