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吾輩は板である。
名前はまだ無い。
真夏の縁日の屋台では
醤油やソースを身に纏った食材が
鉄板の上でジュウジュウと音を立て
香ばしい匂いを放っている。
熱中症厳重警戒の連日の太陽で
まるで鉄板の如くに熱せられたアスファルト。
その上を走らされる吾輩の車輪達は
ギャアギャアと断末魔の悲鳴をあげる。
夏の風物詩である。